初めての生徒さん
2010年 06月 18日
オープンデスクの学生さんです。
→「オープンデスク」について
実はお会いするまで心半分は、「申し訳ないけれどお断りしようかな・・・」と思っていました。まだまだ自分は『人に教える』という立場にはなれないと不安に感じていたためです。
話を聞いたり、熱心に取り組んでいる学校の課題などを見せていただくうちに不安はどこかへ行ってしまって、頑張ってみよう!と思いました。
自分もちょうど同じ年齢のころに体験したオープンデスクです。
もちろん学生ですから、何の役にも立てなかった思い出がありますが
毎日緊張しながら一生懸命建物の模型をつくりました。建築事務所の仕事って
こういうものなんだ、と肌で感じることができた貴重な経験でした。
その後も建築事務所でのアルバイトなどをしたことが
後々自分が選んでいった進路に大きく影響していることは間違いありません。
この本は私が宝物にしているもので、オープンデスクの最終日に妹島さんからいただいたものです。久しぶりに開いてみると・・・ご本人のスケッチが挟まっていたり、当時の年齢を見ると今の私と同じ30代!
先日は「プリツカー賞」を受賞されたというビッグニュースを新聞で読み、ご活躍を自分のことのように嬉しく思いました。(世界で年に一組の建築家だけが選ばれるすごい賞なのです!)
時間は限られていますので、建築の実務を教えてあげることは不可能です。
ですが設計士として、どんなことが大切で、今の若いうちにチャレンジして
ほしいことや、考えてほしいこと、住宅設計の愉しみなどを自分なりの視点で
少しでも伝えることができればと思っています。
私にとっても大きなチャレンジです!
それでは8月にお会いしましょう!
生徒さんがきたら、うちの仕事場はどんな毎日になるのだろうねと妻と話しています。「夫婦喧嘩は出来なくなるね。」など(笑)。私の勝手なイメージでは大好きな映画「ALWAYS三丁目の夕日」に登場する"ろくちゃん"です!(すみません、ご本人のイメージではありませんよ。私たちの妄想です。鈴木オートの社長さんほど恐くありませんのでご安心を。)