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カテゴリ:●建築に関する事いろいろ
住宅にもエコポイントが付くようになりました。
![]() 年明け早々に、住宅版エコポイントに関する講習会へ出席してきました。国交省からの説明では、 1.エコ住宅の新築 H21年12月8日〜H22年12月31日に建築着手したもの 2.エコリフォーム H22年1月1日〜12月31日に工事着手したもの が対象になります。(※それぞれ工事内容に条件あり) 正式には未決定ですが一般住宅の新築の場合、30万ポイントくらい貰えるようです。どんなものと交換できるかは今後発表されます。(国費を1000億円も投入するのですから、ぜひ環境対策に有効なものに使ってほしいものです! ポイントをもらえる住宅工事の内容については、何らかの証明をとる必要があります。) 基準を確認したところ、現在私が設計中のお宅ではポイントがもらえそうです。 ![]() 年末の大掃除でこんなものが 出てきました。 実物の2分の1の大きさで作られた椅子の部品、職人さんの手作り。 さっそく組み立ててみました。 先日『長期優良住宅』に関する講習会へ出席しました。
![]() (8月にも同様の講習会へ出席したので、テキストはこんなにたくさんあります。) 国の新しい取り組みで、"長期優良住宅"の基準に適合している住宅と 認められた場合、所得税・不動産取得税・固定資産税など税制上の 優遇を受けることが出来ます。 現在私も建て主さんからこの制度を利用して住宅を建設したいという ご要望を受けていて、申請準備を行っているところです。 →詳しくは国交省のHPへ ![]() この制度に関連して、『200年住宅』という言葉を聞いたことが あるかも知れません。 テキストに上のような記事がありました。 200年住宅とは、"200年もつ住宅"という意味ではなく 住み方次第ということです。 いろいろと考えるところもありますが、やっと日本の社会も 量をたくさん作るだけの考えから、良いものを作って長く使おう という考え方へ動き出しました。 【事例1:築30年の家】こちらの住宅は現在、耐震補強工事を含めたリフォーム工事を行っています。 写真は昨年に初めて伺わせていただいた時のものです。 ![]() 同じ場所の写真。 屋根と外壁の取り合いの部分から水が侵入して、柱が腐食しているのが分かります。 雨戸の敷居部分です。端の木が腐って穴が開いています。ご夫妻も以前から気になっていた場所です。 ![]() やはり、ここからも水が入っていました。 壁の中へ水を注いでいるような状態でしたから、今回発見することが出来て良かったです。 腐食した柱は新しいものと交換し、補強工事を行っています。 【事例2:築42年の家】奥さまの趣味は整理整頓。家の中をぴかぴかにすることです。 さすがお風呂の目地も真っ白で、長年使い込んだお風呂とは思えないほどでした。 ただ1点、気になった目地が割れたすきま部分。床下に潜って、この真下から見てみると・・・ 家の中からは想像もつかない事態が起こっていました。土台が完全に腐っていて、鉛筆がすーっと刺さってしまうゼリーのような状態です。 この他にも、家の床下部分には腐食箇所が多く見られ、全体が白カビで覆われていました。2階の天井裏も白カビで真っ白に。家そのものの造りが湿気対策が不十分だったものと思われます。 家の外壁などのメンテナンスもよく行われていただけに、ご夫妻はショックを受けていました。 【事例3:築33年の家】33年前に建売住宅を購入。建設中に現場の状況は一度も見なかったとのご主人のお話し。 残念ながら床下はこのような状態です。ゴミや、あまった木材まで大量に放置されていました。(それがまた腐食) これを見ても、だいたいの家のつくりがわかります。どんな気持ちで工事に取りかかっていたのかと。 こちらのお宅では耐震補強工事、キッチンなどのリフォームについて設計・監理を担当させていただきました。また数年したら、今度はお風呂などをお願いしたいわ!と声をかけていただきました。 マニュアルを読むと、なるほどと思うこともありますが、 その通りに行けば上記の様な問題は発生していないのですね。 事務所の開設以来、私がリフォームについても設計・監理を担当させて いただき頑張っている理由のひとつに、上記のような現場をたくさん見て、 対策を考える経験を今出来ることがあります。30年、40年後にどうなるか・・・ これを考えずに、見た目だけにとらわれたりして設計を行うとどうなるのか。 戸建て住宅にしてもマンションにしても、建物の維持管理は難しい問題です。 長期的な計画を立てて、定期的にメンテナンスを行っていくことが理想ですが これはなかなか出来ないもの。ですから外壁の塗り替え時や、お風呂を 入れ替える時など、その部分だけ工事をするのではなくて一緒に家全体を 専門家に見てもらうことがおすすめです。 お話しを聞いていると、メンテナンスの依頼については毎回価格競争で ばらばらに選んでいるお宅も多く、その場合専門分野以外にアドバイスを してくれるケースは少ないかも知れません。総合的な視点で家全体を見てくれる 人が必要です。(それから、不具合の早期発見も大切。病気と一緒ですね。) 設計者は常に謙虚な気持ちで設計をしなくてはいけないと思っています。 上記の事例の中にも単に劣化や工事の問題だけではなくて、 設計者が設計・監理の段階で不具合を回避できていたであろうと思われる ポイントも実際にあるからです。 今回のような「長持ちさせる家」を評価するという動きそのものには 共感していて、問題はその方法です。国民全体の意識も変わらなくてはいけません。 (最近の"エコ"事情をみていると、家電も車も、今までのものはごっそり捨ててしまって新しいものに買い換えることが話題の中心になっているような気がします。(そうすればポイントまでもらえて。)それのまさに建築版を大手企業がねらっているようなことを聞きますので、それだけで終わらないことを願います。) 3月25日に『環境に貢献する住宅建築を考えるシンポジウム』 が開催されました。 昨年12月からUDCK、大学関係者、環境建築の専門家、行政、地域の建築士など10名ほどが毎回集まり研究を重ねてきました。【専門的に言うと、CASBEE(キャスビー)という環境性能評価基準を取り入れ、さらに柏市独自の環境条例をつくっていくための試設計を行う、実務者を交えた実践的な研究です。】 いよいよ私の発表の番に・・・かなり緊張してしまいましたが、自分が考えてきたことを何とか皆さんに伝えることが出来ました。日頃このような場に出る機会のない私にとって貴重な経験でした。 ![]() 私の担当 その1 「風が通り抜ける家」 ・・・(双子の家) ![]() その2 「空を望む家」 ・・・(柏の家) (模型は東京理科大の学生さんたちが協力してくれました。) 会場には100名を超える来客があったそうです!環境建築への意識が高まっていることを感じます。 この研究に参加させていただく事で、これまで自身が行ってきた設計をあらためて見つめ直すとともに、環境建築への理解を深め、また新しい努力目標を見つけることも出来ました。お越しいただいた皆様、ありがとうございました。 今後も良い家・環境をつくるために努力、努力。 ・模型とパネルはしばらくの期間、柏の葉駅すぐ前のUDCK(アーバンデザインセンター)に展示されていると思いますので、もしもご興味のある方はのぞいてみて下さい。 (シンポジウムの研究・発表内容は冊子にまとめられ、今後どこかで配布・公開されると聞いています。) ・UDCKの構成団体:柏市、千葉大学、東京大学など 先日、千葉市の大工さんのお宅で打合せを行う機会がありました。
リビングに入ってすぐ、この薪ストーブに釘付けです! ![]() 燃料の木材は廃材利用でタダ。さすが大工さんです。 (庭にはもう3年分ほどのストックがあるそうです。) 夜はこの前に座ってお酒を飲むのが楽しみという・・・うらやましいですね! 火の番をする姿に、男性は惹かれるものがあります。 大工さんからお聞きした話では子供でも、男の子がくると ストーブの前に正座して、ずっとその火を眺めているそうです。 反対に女の子はあまり興味を示さないそう。 本能的に、火の番は男の仕事なのかも知れません。 私も自分の家を建てるときに、薪ストーブを設置したかったのですが スペースの問題や費用の面で実現できませんでした。 ぱちっ、ぱちっ、と何ともいえない木の燃える音と 優しい温もりは、エアコンとは全く違うものです。 屋根の上の煙突からは白い煙。 『煙突のある家』 子供の頃あこがれませんでしたか? また行く機会があるので、次回も寒い日になればいいなと 期待してしまいます。 薪ストーブ、やっぱりいいです。 数年前に、暖炉のあるお宅へ行ったことを思い出しました。 それは古い暖炉で、今でも現役で使われていました。 暖炉を含め、その家の設計は遠藤 新。(日本人で初めてフランク ロイド ライトの 弟子になり帝国ホテルを完成させた偉大な建築家です。) その時経験した特別な時間は、私の生涯の中でも忘れられないものになるでしょう。 火のまわりを囲うように人が集まり、いつもとは違う時間が流れて・・・ 火と人間の生活は密接にかかわっています。 ![]() 写真は昨年から今年はじめにかけて1年間取り組んだ ある施設の計画案です。 特別な申請を要するこの物件では、建て主さんをはじめ行政の方々、 近隣の方々などたくさんの人たちと協議を重ねました。 事情により現在は保留中ですが、ぜひ実現させたかったという 思いが強く残る建物です。 建築確認申請が下りました。
テレビや新聞で報道されているように、今年6月20日の建築基準法改正後、建築業界は大混乱状態に陥りました。まさにその最中に申請準備を行ってきた物件です。様々な協議を行い、図面や書類を揃えるのに数ヶ月かかったでしょうか・・・ ![]() 準備した申請書類です。ビルを建てる訳ではありません、1件の住宅です。 3階建て(RC造+木造)なので構造計算等も必要になりましたが、春に完成した集合住宅の時よりも書類が多くなったことに驚いています。(更にこの後、書類の追加提出要求がありました。) とにかく申請が下りてほっとしていて、これでやっと年を越せそうな気分です。 ![]() ![]() ![]() 先日出席した建築士会の理事会で、ボランティアで新潟へ行かれた 建築士の方々より状況報告がありました。 地震の威力は想像を上回るもので、しかも前回の地震があったばかりという事もあり、精神的な部分を含めてその被害は大きなものだったようです。 建物に関しては、被害の大きかった所など説明をしていただき これから設計する家にもすぐに出来る対策等、注意事項の伝達がありました。 この教訓を日々の設計にいかして行きたいと思います。 ![]() ある工房の計画。 今日は業者さんにお越しいただき、外壁に使用する材料の打合せを行いました。 (写真はレッドシダーという木) 市街地で建物の外壁に木を張ると、現在の法律では防火上の規制で難しい問題があります。 メンテナンスも必要、費用も少しかかります。 そのことは理解した上で、何とか使ってみたいと思っています。 きっと味が出て、良い雰囲気になるでしょう。 楽しみは20年後に・・・ 4月に柏市内のあるお宅で、築30年の家の 耐震補強工事 + リフォームを
担当させて頂きました。 30年経つと家のつくりや、設備類、そして家族・生活も、街も、色々と変化します。 ![]() 木枠の分電盤です。現在ではほとんどプラスチック製に代わっています。 当時は手作りでした。 丁寧にガラスの扉がつけられています。 ![]() ![]() キッチンはホーロー製でした。 奥様に聞いたところ今も気に入って使っていらっしゃるとのことです。 ホーローは汚れも付きにくくて、今流行のキッチンにはない魅力がありました。 (最初だけ)ぴかぴかで きれいなもの、 ごく普通だけれど 長く使うことを考えてしっかりつくられたもの、 古くなると、差が出ますね。 これは家も設備も一緒。 リフォーム工事はとても勉強になります。 今回の仕事は80代のご主人様からの依頼でした。(土地は30年前に抽選で当たって購入された大きな分譲地の一角です。) 色々とお話しさせて頂いた中で印象的だったこと・・・30年経つと何が変わるか・・・ ・部屋が余る(若い人が出て行くため) ・近所の知り合いが減って、寂しい街になる (残念ながら、同年代の方はどんどん減っていきます。新興住宅地などは特に、同世代が集中する分、街も人も同時に歳をとってしまいます。) ・家の修理のことを、誰に相談してよいか分からなかった(悪徳業者が心配) こうして日々勉強したことを、今後の家づくりや街づくりに どういかしていくかが私の課題です。 工事が終わって、とても喜んで下さったことが 本当に嬉しかったです。 何かあったときは、またご相談下さい! (耐震補強工事については、また後日ご紹介させていただきます。) ドイツ製のポストです。
![]() ![]() ![]() 色の種類がものすごくたくさんあるようです。どれもベーシックな形で、使い勝手も単純で使いやすそう。集合住宅を計画する時にポストは意外と悩みどころです。(ずらーっと同じモノが並びますので。) 最近のマンション向けの既製品のポストは、どうしても『高級感』や『機能たくさん』に走る傾向があるように感じます。 左の写真は以前に設計を担当させて頂いた集合住宅のポストです。表側はぶ厚い鉄板に穴を開けただけの単純なもので、裏側にボックスを付けました。扉と一体にしてあるのであまり目立ちません。自分なりに、気に入っているポストの一つです。 単純な形ほど、考えるのに時間がかかったりします。これも最終的な形に落ち着くまで、何度も何度も考え直して苦労した思い出があります。 昨日、計画を進めていた集合住宅の建築確認の許可がおりました。 三鷹市・井の頭公園の近くで工事が始まります。 (鉄筋コンクリート造・3階建て 2007年3月末完成予定) < 前のページ次のページ >
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【事例1:築30年の家】
雨戸の敷居部分です。
【事例2:築42年の家】
ただ1点、気になった目地が割れたすきま部分。
家の中からは想像もつかない事態が起こっていました。
【事例3:築33年の家】
3月25日に
昨年12月からUDCK、大学関係者、環境建築の専門家、行政、地域の建築士など10名ほどが毎回集まり研究を重ねてきました。














色の種類がものすごくたくさんあるようです。どれもベーシックな形で、使い勝手も単純で使いやすそう。
左の写真は以前に設計を担当させて頂いた集合住宅のポストです。