リートフェルト
2005年 06月 23日
またまたテレビの話題ですが、今週日曜日の世界遺産という番組で、オランダのリートフェルトという昔の建築家が設計した住宅が特集されます。
ユトレヒト郊外にあるその住宅はなんと1924年に出来た建物で、もともと家具職人であったリートフェルトの最初の建築作品です。
オランダ人の大きな体には似合わないコンパクトな作りで、様々な工夫とかわいらしい仕掛けがいっぱいの建物です。
室内に入った時の心地よい印象は今でも鮮明に覚えています。全体のスケール感や建具の使い方はどこか日本の建物と共通点があるような気もします。
実は、私自身2002年に新婚旅行でこの建物を訪れたことがあり、特別な思い出のある建物なのです。建築やインテリアに興味のある人には是非見ていただきたいです。
fusaeさんがお住まいの鎌倉では、本当に良い屋敷がどんどんなくなっていて残念ですね。湘南ライフに憧れて小さな分譲地を購入される若い人が増えていますが、そのような屋敷が犠牲になっていることを良く考えなくては。
当時は今のようなインターホンはなかったと思いますが、この住宅では外の玄関脇と2階のリビングルームが1本のパイプでつながっていて、その穴に向かって「こんにちはー!」と呼ぶようなになっています。まるで糸電話レベルの仕組みですが確かにこれで十分だと思いました。いつか自分の家を建てる際、どこかにこんな仕組みを取り入れたいと思っています。家の中で電話の内線とかって大げさ過ぎますから。