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リートフェルト

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またまたテレビの話題ですが、今週日曜日の世界遺産という番組で、オランダのリートフェルトという昔の建築家が設計した住宅が特集されます。

ユトレヒト郊外にあるその住宅はなんと1924年に出来た建物で、もともと家具職人であったリートフェルトの最初の建築作品です。

オランダ人の大きな体には似合わないコンパクトな作りで、様々な工夫とかわいらしい仕掛けがいっぱいの建物です。
室内に入った時の心地よい印象は今でも鮮明に覚えています。全体のスケール感や建具の使い方はどこか日本の建物と共通点があるような気もします。

実は、私自身2002年に新婚旅行でこの建物を訪れたことがあり、特別な思い出のある建物なのです。建築やインテリアに興味のある人には是非見ていただきたいです。
Commented by fusae at 2005-06-24 01:09 x
81年前の建物が元気に残っているのはヨーロッパは石造りの建物だからでしょうか?私のまわりも戦前の日本家屋が次々と壊されて悲しくなります。そう言うわが実家も関東大震災でつぶれたあと、しっかりに立てた家でしたが壊してしまい今となっては客間だけでも移築できればよかったなと思います。14,5年前は、建築士も大工さんも壊す部屋を見て褒めてはくれても残す事は誰も提案してくれませんでした、、。ところが今、近所の昔ながらの日本の家を丁寧に住んでいるのが欧米の人たちなのです!古くてもいいものは残してほしい!!そんな若い人が増えるといいなと思っています。
Commented by sora-peso at 2005-06-24 22:39
この住宅は木材、煉瓦、コンクリート、鉄骨などの材料で出来ています。確かに石造りの建物は丈夫なので長持ちします。それに加えてヨーロッパの人たちは古い建物をとても大事にするので今でも良い状態で残っているようです。

fusaeさんがお住まいの鎌倉では、本当に良い屋敷がどんどんなくなっていて残念ですね。湘南ライフに憧れて小さな分譲地を購入される若い人が増えていますが、そのような屋敷が犠牲になっていることを良く考えなくては。
Commented by sora-peso at 2005-06-29 15:59
テレビで放映されずとても残念だったことがあります。それは一番気に入っていた"インターホン"です。

当時は今のようなインターホンはなかったと思いますが、この住宅では外の玄関脇と2階のリビングルームが1本のパイプでつながっていて、その穴に向かって「こんにちはー!」と呼ぶようなになっています。まるで糸電話レベルの仕組みですが確かにこれで十分だと思いました。いつか自分の家を建てる際、どこかにこんな仕組みを取り入れたいと思っています。家の中で電話の内線とかって大げさ過ぎますから。
by sora-peso | 2005-06-23 16:20 | ●建築に関する事いろいろ | Trackback | Comments(3)

自己紹介...丹羽 修(ニワオサム):『双子の家』の住人。NLデザインという設計事務所を営んでいます。このBlogは家づくりの様子、日々の仕事や生活の記録です。


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