オープンハウス2日目・水まわり編
2006年 10月 13日
【オープンハウス2日目の様子】
今回は『水まわり編』です。
キッチンにはモノがたくさん溢れます。例えば料理の本、すぐ手の届く場所に棚をつくりました。(中央に仕切を入れて2世帯分に)
このカウンターも無垢材(ヒノキ)で出来ています。
コンロ脇にフライパンなどを掛けるためのフック、小物入れとしても活躍するスパイスラックを付けました。
食器棚は引き違いの3枚戸になっていて、戸を開けたままでも作業がし易いと皆さんに好評でした。(ガラスも人気) 家具屋さんにオーダーして作ってもらいました。
(見に来て下さったお客様より、早速食器棚のご相談をいただいています。)
キッチンの奥に、小さな中庭をつくりました。隣地からの距離を少しとること、ゴミや植木を置くこと、それから浴室のためにこの場所を作りました。(奥にあるのはウッドデッキの目隠し、窓の手前を右へ曲がると倉庫につながります)
また、窓の外にはすぐ目の前に先程のキッチンの窓があります。「おーい」と呼べばすぐに「なーに」と会話の出来る安心の距離です。段差のことだけではない、こういう事が私は『バリアフリー』だと思います。特に浴室はいちばん事故の多い場所ですから。
トイレから洗面所を見た風景。その奥は脱衣室、浴室です。
全て『引き戸』になっているので開け放しにすると奥まで広々。
脱衣室には2世帯分の洗濯機を置きます。手前は『全自動』用、奥は『2槽式』用、それぞれ使い慣れたものを。上部に洗剤を入れる棚があります。
2階の洗面台です。棚の下に付けたグラスを掛けるためのハンガーがとても喜ばれています。
トイレのマガジンラックはリクエストを頂いていたものです。
訪れたお客様に色々とお話しを聞く中で、「トイレで本を読む習慣がある」という方は数名いらっしゃいました。(うちの奥さんもその一人)。
人それぞれ様々な生活習慣があるものです。
それに対応した快適な家をつくれることが、オーダーメイドの家の良いところです。
お客様との会話を重ねる毎に毎回(驚きや)発見があって、それをうまく設計に取り入れられるよう日々努力しています。
明るい木のトイレ(マガジンラック付)、うちにも欲しいです。
ここは本当に快適な場所になりました。建て主さんにも気に入っていただいて、普段は扉を閉めておくのがもったいなから、開けたままにしておくそうです!
板張りにしたことも建て主さんからのリクエストでした。ここを板張りにすることは最初は自分の頭の中にありませんでした。ご要望を聞いてから、きっとここは大切な場所なんだと思って色々と案を練り直すわけです。設計は私一人で進めるのではなくて、お客様からも色々なアイディアをいただきながら進めて行きます。ですから出来上がったものが(もし、多少不格好であったとしても)とても思い入れのあるものになります。
そうですね、うちにも欲しいです。