マンション 30年の暮らし
2007年 11月 26日
11月初旬より松戸市内でマンションリフォーム工事が始まっています。
建物は築30年位、面積約61m2
間取り:3LDK(和室×2、洋室、居間・キッチン、水回り)
ご家族はマンション建設当時からずっと住んでいらっしゃいます。30年近く生活されているとそれなりに荷物も増え、室内は少し手狭な感じになっていました。そして今回のリフォームを機に息子さんが独立を決意、生活の形も変わってきます。
工事前のリビングの様子です。
(奥にある白い収納棚は入居当時に購入されたというIKEAの組み立て家具。そんなに前からあったのですね。)
南側に面してリビングと和室があります。(どちらも間口は1間半)
工事前のキッチンの様子です。
キッチンと収納は、奥様が力を入れたい場所。
工事開始。
南側の和室をリビングとつなげて1部屋にします。そして収納を確保するために壁面いっぱいに大きなクローゼットを作ります。
最初の間取りは、南から北に向かって
和室(南)-和室(中央)-和室押入-洋室クローゼット-洋室(北)
このように南北に細長い間取りでした。
今回の工事では、南北で風通しの良い間取りとするために、思い切って中央にあった押入とクローゼットを抜いてしまいました。(その部分は中央の和室からも、北側の洋室からも出入りできるウォークインクローゼットになります。)引き戸を開け放てば写真のように南から北までつながって、風が通り抜けます。
床の工事も今回の大きなテーマです。カーペットからご主人の長年の憧れであった、無垢のフローリングに変更です。
(計画当初は大手リフォーム会社へ行って相談されたそうです。価格はそれなりに高く、ただそれは仕方ないとしても使う予定の材料はリクエストと異なる新建材ばかり。実際にメーカーのショールームへ確認しに行って、思い描いていたものとは全く違いがっかりされて諦めた経緯があったそうです・・)
材質はチーク。以前に設計を担当させて頂いたYさん宅の床と同じ材料です。住まわれてからの評判もとても良く、その質感が今回のお客様のイメージにぴったり合いました。
リフォームの工事、そして30年前の建物、工事を始めると予期せぬ事が発生することもあります。管理組合との折衝も重要です。監督さん、職人さんたちと協力しながらお客様の期待に応えられるようがんばっています。
(完成は12月初旬〜中旬の予定。)