リフォーム工事が始まりました

南増尾の家 リフォーム (1)

6月に入り、リフォーム工事が始まりました。
(築20年の中古住宅です。)

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工事前のリビングルームの様子


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リビングルームと、隣のダイニングをつなげる工事が始まりました。これで元気な男の子二人が走り回れるようになります。奥の廊下側の壁も撤去して間取りを少し変えます。


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解体前の浴室。

『風呂を広くしたい!』というご主人さまの希望により、1坪サイズに広げてユニットバスを設置する工事を行います。

リフォーム工事では解体してみないと分からない事が出てきます。

例えば写真の赤丸部分・・・解体するまでは、浴室はこのままでも大丈夫だと感じますが、実際にタイルを剥がすと下の写真のように下地が腐食しています。


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水がたまりやすい構造になってしまっていたか、タイル目地等から水が侵入していたものと考えられます。出窓の両側、それと下部にも水が回っているため出窓部分はすべて撤去して新しい部材と入れ替えます。


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それから、古いお宅の浴室リフォーム時に必ずといっていいほど痛みが激しいのは、浴室と洗面脱衣場との間にある土台です。腐食が激しいお宅では、土台そのものがほとんど空っぽになってしまっていることもあるくらいです。こちらのお宅も、部材は取り除いて新しいものへ入れ替えます。


リフォーム工事は設計者にとって貴重な勉強の場でもあります。
こうした細かい観察の積み重ねで、危険を回避する納まりのディテール、より長持ちさせるための小さな工夫を身につけることが出来るからです。
いくら格好良くても、20年でぼろぼろになるような建物では全く意味がありません。(でもそういう家は近年増加傾向にあるような気がしてなりませんが。)

こうして現場で発生したことは、大事なことですからお客様にもありのままを報告して、その処置方法を現場と一緒に考え、その結果を説明します。時にはとても言いにくいこともありますが、実態を知ってもらうことが大切。こうした仕事は『設計』とは別の、『監理』という仕事になります。
設計と監理をきちんと行うこと、これが設計事務所では大切なことです。
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by sora-peso | 2008-06-09 11:54 | ●南増尾の家 リフォーム | Trackback | Comments(0)

自己紹介...丹羽 修(ニワオサム):『双子の家』の住人。NLデザインという設計事務所を営んでいます。このBlogは家づくりの様子、日々の仕事や生活の記録です。


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