カテゴリ:●調査( 5 )

家の診断

一昨日、あるお宅の調査に出掛けました。
築40年の木造住宅です。(8年目に増築あり)

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押入の天袋からよじ登って、小屋裏を確認中。屋根のいちばん高いところに上棟した時の棟飾りが残っていました。
「昭和四拾九年〜〜」と書かれています。きっと増築したときのものでしょう。


d0031378_14471127.jpg1階と2階の間を確認してから、今度は床下へ。台所の床下収納庫が入口です。
最近の家は床下がコンクリートのものがほとんどですが、少し前まではこのように土のままの家が多いです。(地盤が良く、水はけの良いところであれば問題はないと思います。)


土の上をほふく前進しながらある事を思い出しました・・・先日お会いした方より聞いた話:「もし家を建て替えるとしたら絶対に床下は土にしたいな、コンクリートの上に住むなんて嫌、土の上で暮らしたい・・・」設計者としては耐震上コンクリートを選択してしまうケースが多いため、忘れかけていた貴重なご意見でした。


d0031378_14472620.jpg途中、"床下換気扇"と遭遇。

よくテレビで見かけます、業者に何十台も取付けられたなど。こちらの家には3台付いていました。(少し気になって尋ねたところ金額は問題ない程度でした。)


d0031378_1447415.jpg壁の筋交いの下端部が見えます(赤丸部分)。

この当時の筋交いの取付は釘2〜3本で施工されています。(現在は金物補強を行います)


ぐるっと家の中をまわって雨漏り、シロアリや土台の腐食などはなく、一安心して調査を終えますが、


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床下ではたくさんの困難が待ちかまえています。この穴、肩幅もないのです。しかも建築後に誰かが壊して開けたようなガリガリの穴。そしてこの直後、ランプをどこかにぶつけてしまって電球の玉が切れてしまうのです・・・

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真っ暗な中、手探りでやっと床下収納庫へ帰還。
(助手として同行した妻がのんきに写真をとってくれました。床下まで、お客様との楽しそうなおしゃべり声がよーく聞こえてましたよ!)

事務所に戻り、間取り図と現地調査から壁量等をチェックして報告書をまとめます。
by sora-peso | 2006-11-16 16:05 | ●調査 | Trackback | Comments(7)

スウェーデン式

SS式試験(スウェーデン式サウンディング試験)による地盤調査を行いました。

d0031378_14432814.jpgこの試験は木造住宅の地盤調査で多く行われているものです。
先端にスクリューのついた細い棒を回転・圧入しながら地下5〜10メートルほど差し込んでゆき抵抗値などのデータをとります。

【この調査でわかること】
・地盤の強さ(土の締まり具合)
・地下の水位
・土質と地層構成...など

いずれも丈夫な建物を設計するための重要な手掛かりとなります。

(話が変わりますが、サッカーをした時の筋肉痛が2日目の今日に・・・体鍛えないといけません。)
by sora-peso | 2006-01-17 23:32 | ●調査 | Trackback | Comments(0)

土の中の様子

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↑左から A:地下2メートル、B:地下4メートル、C:地下6メートル
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↑左から D:地下9メートル、E:地下12メートル、F:地下15メートル

現在計画を進めている物件の土質調査の結果が出ました。
地下15メートル(ビルに例えると4,5階分の高さ)まで掘って、その敷地を構成している土の種類、耐力を調べました。

こうすると色々な事が分かってきます。
土の成分...Aはローム(火山灰が堆積して数万年の時間経過とともに粘土化した土の総称)、Bは粘土、Cは粘土質の砂、DとEは粘土混じりの砂、Eは砂です。

ロームは一般的に耐力がとても大きく、安定していて建物を建てるには好都合の土です。関東の人は「関東ローム」という言葉を聞いたことがあるのでは?
その下にあたる今回出た粘土は、データによると耐力が若干弱いので注意が必要な部分です。Dは水を多く含んでいるのが写真でも分かります。この敷地の水位はこの付近です。(粘土は水を通さないので、その下にある砂の層を水が流れていることが多い)Fの砂の層まで掘ると、とても強い耐力があります。

様々なデータを分析しながら、土の性質を理解し、その土地にふさわしい丈夫な基礎・建物を計画します。この段階では、土質調査の専門家や建築構造の専門家の方々とチームを組んで仕事をします。ここは建物の強度に関わるとっても大切な部分なのです。

昨日から机の上に書籍を積み上げて、この土の標本とにらめっこを続けています。
小学生の頃、学校で地層の勉強した時のことを思い出します。あれは大事な授業ですね。
by sora-peso | 2005-08-19 15:41 | ●調査 | Trackback | Comments(0)

4メートル

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葛飾区の現場へ行ってきました。今日も暑かったです。。
基本的に、敷地に面している道路の幅が4メートル以上ないと法律上建物は建てられません。この写真の道路幅は約2.8メートルしかありません。ではどうするか・・・

今回のケースでは、道路の両側に住む人がお互いに敷地の一部を提供し、道路の中心から2メートル後退して4メートルの道路をつくるのです。写真は、仮の線を引いてどの位下がればよいか確認している所です。自分の敷地の一部が道路になってしまうと聞いて、まず歓迎する方はいませんよね。とても大事なことですから、役所との協議、そしてお客様への説明、(場合によっては近隣の方々への説明)は慎重に行っていきます。

建物を設計すると同時に、こうした敷地の問題も含めて進めて行きます。
場合によっては申請に2,3ヶ月かかることもあるため、初期の段階で調査が必要です。

柴又のおいしいウナギ屋を教えて頂いたので、夏バテ対策に今度行ってみようと思います。せっかくなので寅さん記念館へも。
by sora-peso | 2005-08-07 19:32 | ●調査 | Trackback | Comments(4)

測量に行く

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午前中、ある現場の測量へ出掛けました。
車を止めにくい場所だったのではりきって歩いて行きましたが、
色々と機材を背負ってこの暑い中を歩くのはこたえました。

先程、ふとテレビのスイッチを入れると「岡本太郎・太陽の塔」の
特集が放送されていました。岡本太郎さんのあの情熱に刺激されて、
今回の仕事もがんばるぞ〜!と熱くなっています。
by sora-peso | 2005-07-30 23:53 | ●調査 | Trackback | Comments(5)

自己紹介...丹羽 修(ニワオサム):『双子の家』の住人。NLデザインという設計事務所を営んでいます。このBlogは家づくりの様子、日々の仕事や生活の記録です。


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