革の表札 2
2010年 05月 03日

(お名前は一部消させていただきました)
靴と同じように、時々クリームを塗って磨けるように
というご主人さまのリクエストで、ネジ式で取り外しができるようにしました。

裏面は赤です。奥さまからのリクエスト。
通り過ぎるときに「チラッ」と見えます。
とても喜んでいただけて、本当に良かったです!!
吹き抜けとリビング
2010年 04月 08日
昨年11月に完成・お引っ越しされたばかりですが、もうすっかりご自分たちのスタイルで素敵に住んでいらっしゃって、大感激しました!

2階のリビング空間。3階と吹き抜けでつながり、明るい光が降り注いでいます。
キッチンと連続したテーブルは、チェリー材で製作されたもの。
(キッチンの床を20センチ下げたことで、キッチンの高さ90センチと、ダイニングテーブルの高さ70センチがきれいに揃っています。)

右奥がキッチン。
階段下に製作した絵本棚も便利にお使いのよう。嬉しいです。

3階の子供部屋から見たリビングの様子。
家の中でコミュニケーションがとれることも、吹き抜けの大きな役割ですね。
あらためて実感しました。

どんな写真が撮れているのでしょう...とても楽しみです。

(打合せを始めた頃は、まだお腹の中にいたのに〜)
引き戸をいつもソッと閉めてくれるそうです。家を大切に想ってくれているのかな。


玄関は大人数の来客可です!
奥まで長く続いた土間がたいへん便利そうでした。
まだ表札がないKさんのお宅。兄の革工房に製作を依頼していて、未だ完成を待っている状態です。(お待たせしてしまってすみません!)
とても楽しい一日となりました。
本当にありがとうございました。
またご訪問させていただきます!
ガレージに車が入った日
2010年 02月 01日
ガレージにいよいよ車が入りました。
部屋にすることもできる1階の半分の面積をガレージに充てました。
ですから車が入って初めてこちらの家が完成した瞬間です!

雨の日でも、傘をささずに車に乗ることができますね!

ご家族は昨年11月にお引っ越しをされて、新しいこちらの家での生活がスタートしています。(ご紹介が遅くなりましたが内部の様子などまた次回に・・)
格子の魅力
2009年 11月 10日
家の顔となる正面部分に木の格子が付きました!

格子の便利なところは
『外側からはあまり見えず、でも内側からは良く見える』
ことで、南面に大きな窓をとったこちらのお宅には最適です。

室内(リビング)から見たところです。

リビングには吹き抜けがあり
上部から明るい光が入ってきます。
見上げるとバルコニー(左)・子供部屋(右)・廊下(正面)と視線と会話もつながります。

工事中に、ちのちゃんの絵本入れをつくっては・・と建て主さんからの提案があり階段の下に本棚ができました!

広いバルコニーは屋根がかかっているので、多少の雨なら洗濯物も心配なしです。
階段ホールを少し広めにとって、室内物干し場(バルコニー右)も確保!

グリーンの床とステンレスキッチンの組み合わせが新鮮な印象です。
キッチンの奥にも小さなバルコニーがあり、ゴミの保管に使ったり、ご主人の喫煙コーナーになったり(笑)、いろいろ便利に使えそうなスペースです。
このバルコニーにも格子があり、すぐ裏手に建つマンションとの視線を遮ってくれています。(格子には角度をつけてあるため、視線は遮っても、風や光は入る仕組みです。)ドアには網戸もあり、夏場は開け放しも大丈夫。
それから、浴室の窓もこのバルコニーに面しているため、窓全開!!でお風呂に入ってもご近所から覗かれる心配は一切ありません!

タイルは色を組み合わせてこのように。
あとは室内の清掃をして、いよいよ完成です。
夜の様子を少しご紹介・・・

(玄関ホール)
ステンレスキッチン!
2009年 10月 27日
ガレージの姿が完成形に近づいています。

雨の日にだって、傘をささずにそのまま車に乗れる便利さ。工事中は材料置き場としてもたいへん重宝しています。
自分だったらここに車とバイクと自転車を置いて、工具を持ち込んで日曜大工などもして・・・
つい夢が膨らんでしまいますね!

リビングはチーク材のフローリングです。
キッチンは床が1段下がるようになっていて、床の仕上げ材も変わります。
この時は建て主さんと床の色を検討する日。この4色の中から選ぶことに絞り込まれました。材料は『リノリウム』という天然原料からできた材料です。(原料は亜麻仁油、松ヤニ、木粉、ジュート、石灰岩など。耐久性もよく、優れた抗菌性もあります。)

タイルの色も検討中。
この3色を使うことに決定しました。

そして、いよいよキッチンが出来上がり、トラックで運ばれてきました!
見た瞬間の感想は
「凄い、大きい」
無事に家に入るでしょうか・・・?!
(みんな心配。)

機械で吊り上げて、キッチンのある2階の窓の高さに持ち上げます。

全て一体で組み上げられているので、窓のサイズぎりぎり。
これは100キロ以上の重さがありそうです。

窓を無事に通過しました!

最後に予定の位置にぴったり納まった時は、建て主さん、応援に駆け付けてくれたご友人の皆さんもほっとした様子でした。
(私もほっとしました。)

最後に記念写真を撮りました。
お疲れ様でした!!
【ステンレスキッチン】
サイズ:長さ3m18cm、高さ90cm
設計:建て主さん
製作:ご友人
吹き抜けと 新幹線
2009年 07月 30日

内部の様子です。(3階部分)
間仕切り壁ができて、
部屋の間取りが分かるように
なってきました。

ロフト部分の窓から、新幹線が見えました!
(写真では分かりにくいですけれど、なんだか嬉しい。)
この窓からは光や風も通り、将来の点検時には屋根の上に出ることもできます。(3階は足場を掛けるのが大変なのでとても便利だと思います。)

2階のリビングから、中央にある吹き抜けを見上げたところです。(南方向)

反対側を見上げたところです。
3階の子供部屋と、2階のリビングで顔が見えるし会話もできます!
(これはとても大事なことだと思っていて、過去の経験からぜひおすすめします!私は古い木造の平屋で生まれ育ちました。大学生の頃に実家が鉄骨の3階建てになりました。そして自分は今、木造の2階建てをつくり住んでいます。狭いワンルームの単身者用の部屋、マンションの5階にも住んだことがありました。それぞれの良い点、悪い点、経験して感じたことを設計に活かしています。原点はやはり生まれ育った平屋の家かな・・)

2階にある浴室です。
窓のガラスは透明に、暑い季節は窓を開けて入りたい!というリクエストをいただいて、窓の外側には小さなバルコニーを設けました。
バルコニーはキッチンにもつながっていますので、ちょっとゴミを置いたりと活躍しそうです。
今はキッチンの打合せ中です。
ご主人さまが設計!ご友人が製作!です!!
3メートル以上あるオールステンレス製。奥さまへの
最高のプレゼントになりそうですね。楽しみです。

『住宅瑕疵担保履行法』という法律ができました。今年10月1日以降に完成(引き渡し)になる住宅全てに適用されます。
こちらの家も保険に加入し、保険機関の検査に立ち会いました。(全部で3回位現地の確認に来ます。)
建築界ではその他にも『建築士法』という法律改正がありました。耐震偽装問題以来、さまざまな法律が変わり、まだまだ混乱は納まっていないのが現状だと思います。
混乱に陥らないためにも、説明会、講習会、勉強会・・・月に何日かは仕事を休んで勉強に出掛けています。
ガレージのある家
2009年 06月 05日
さいたま市・Kさんのお宅が上棟しました!!
ガレージ付きの3階建て住宅です。
敷地は宮原駅から少し歩いた住宅地にあります。
(お隣り大宮駅との間には、近年オープンして人気の鉄道博物館があります。私も2月に行ってきました!)

入口部分は間口約5メートルのガレージになります。
1階部分は構造上、上の重さを支えますので特に強度が必要とされる部分です。
そこに車2台並列するだけの開口を取ることは、通常の木造住宅では問題がありました。
そのため、大きなスパンをとれる"SE構法"という少し特殊な木構造を採用しています。

上棟式の終盤、少し雨が落ちてきて
ここに大人10人以上集まりましたがまだまだ余裕がありました。
これから色々な用途に使えそうですね!
ガレージ付きの家、私もとても憧れます。
本当に羨ましい!!

ここは3階の床部分。
吹き抜けから2階のリビングの様子がうかがえます。
この吹き抜けは、視覚的なつながりと共に、
明るい陽射しを2階の奥の方(キッチン)まで届ける役目も果たします。

Kさんとの最初の出会いは一昨年でした。土地探しをされている時にご連絡をいただきました。
左の写真はちょうど1年前の6月。
両脇と奥は建物に囲まれています。
建て主さんは設計のお仕事をされていることもあり、
様々なアイデアを出していただきながら
間取りについてじっくり話し合いを重ねました。
(打合せの期間中に奥様の妊娠→ご出産という大きな出来事がありました!
ちのちゃんのためにも、良い家にしましょうね!!)

5月上旬に、いよいよ工事着手!
地盤の補強工事を行いました。

基礎も通常の木造住宅より
頑丈です。
「木造と、鉄骨造の中間」
に位置するような構造です。

基礎ができました。
(写真はガレージ部分)

黒い金具は、柱を基礎と直結して固定するための専用金物です。

柱を脇から差し込んで、

ピンを打ち込んで固定します。
柱と梁も、同様の手順で固定していきます。
実にシンプルな構造で
金具が表にあまり見えないように
出来ることも特徴のひとつです。