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シラス壁

双子の家(7)

外壁工事が始まりました。

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金網(ラス網)は通常のものよりうねりが大きく、塗り材の食いつきがよいものを使用しました。その上から『シラス』と呼ばれる鹿児島地方で採れる火山灰を塗っています。(写真は下塗りの工程)

この後またシラスの上塗りをして完成です。
(表面に吹き付け材は施しません。)


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シラス壁との出会いは昨年、ちょうど自宅の外壁を何にしようか考えている頃に、柏市にある『ケミレスタウン』という実験住宅を見学する機会がありました。その中に建築家の丸谷博男さんが設計された住宅があり、外壁・内壁にシラス壁が使われていました。

・材料そのものに通気性があること
・成分が100パーセント自然素材であること
・断熱性・保温力が高いこと(モルタルの5倍)
・素朴で風合いが良く、懐かしい感じがしたこと



成分の性質がとても気に入り、自宅で試してみることにしました。


下塗りの色はグレーなので、こんな色もいいなぁと感じています。
(上塗りは白くなります。)



(このシラス壁は『そとん壁』というネーミングで材料が販売されています。)
by sora-peso | 2008-06-29 18:17 | ●双子の家 | Trackback | Comments(2)

掘り出しモノ

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ここはある工務店さんの倉庫兼作業場。
何十年の間にたまった木材の在庫、半端材、それらを大処分すると聞き伺ってきました。


自宅の工事で使う、無垢のカウンター材を譲っていただくことに。



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うちの車では長い材が積めないため、もったいないですが3メートルある一枚板を2つに切ってもらいました。


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民家を解体した時に出た古材も(ケヤキの鴨居や床の間で使われていた板など)。
一体何に使うの、と家族には聞かれましたが
いつか出番がやって来るでしょう・・・!



こんなわくわく感は久しぶりでした。
by sora-peso | 2008-06-27 11:56 | ・日々の事 | Trackback | Comments(0)

場所の再利用

南増尾の家 リフォーム (2)

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工事前の2階の様子。

2階には5〜6帖の部屋が3部屋ありました。部屋がたくさんあるのは嬉しいことでもありますが、ときには住みにくいことでもあります。


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2部屋をつなげて1室に。

まだお子様が小さいこともあり、しばらくはご家族4人が仲良くここで寝る部屋になります。





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工事前のダイニングの様子。



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出窓のカウンターが低い位置にあったため、その上にカウンターをもう一枚重ねて本棚にしました。ちょうどA4サイズの本が入ります。

そしてカウンターを同じ高さでL字型に曲げてパソコンデスクに。(ここは、なかなかうまくいったと感じている場所です)

上の箱はプリンターを入れます。





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リビングとダイニングは無垢のフローリングを張りました。

床下には断熱材が一切入っていなかったため、今回は断熱のためにボードを敷いて無垢のフローリングを張りました。床の厚さが3センチほど厚くなっています。

(既存の床を解体するには費用がかかるため、その上から
工事を行うことにしました。)




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ここはキッチン。

持込の食器棚(左)に合わせてカウンターを取り付けて、裏側には食品収納のための浅い棚をずらっと作りました。


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裏側はカニ歩きで通るくらいの幅ですが、限られたキッチンのスペースを有効に使い、なんとか収納が確保できたと思います。

このあたりは"ぎりぎり寸法"の設計です。
食器棚の横のカウンターが斜め形状なことも、出入りの時に腰をガツンとぶつけないように、それと冷蔵庫の搬入経路を想定して角度を出しました。この場所を使う人(=ご家族)の体の大きさなどを想定しながら寸法の調整を繰り返して、ちょっとのスペースをしぼり出します。この『ちょっと』が意外と大事なのです。
by sora-peso | 2008-06-18 20:46 | ●南増尾の家 リフォーム | Trackback | Comments(0)

テナントの視察

先日あるテナントの視察へ出掛けました。
駅から近いのですがわりと静かな通りです。大きなガラス面があって
明るい店内になりそうです。

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どんな店になるかは、

(ヒント)・・・女性が大好きなものです!!

男性でも、好きな人は多いです。(自分もそのひとり)


オープンが楽しみです。
by sora-peso | 2008-06-15 20:18 | ●デザート バー | Trackback | Comments(0)

キッチンは仕事場

K邸 スタジオのある家(5)

ここは2階。リビングからキッチン方向を見たところです。
床全体がリビングより1段下がっていて、写真中央にある収納ボックスを中心としてぐるりと1周できるような配置になっています。

左側がキッチン、右側がワークスペースです。

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d0031378_12305444.jpg窓際はライターの仕事をされている奥さまの仕事場。

本がたくさん収納できるようになっています。


d0031378_1231960.jpg本棚の裏側(キッチン側)

食器棚を置いてキッチンまわりの小物類を収納する場所になっています。


2〜3階はだいぶ工事が進みました。
いよいよスタジオのある1階の工事に
取りかかります。
by sora-peso | 2008-06-12 14:15 | ●K邸 スタジオのある家 | Trackback | Comments(0)

リフォーム工事が始まりました

南増尾の家 リフォーム (1)

6月に入り、リフォーム工事が始まりました。
(築20年の中古住宅です。)

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工事前のリビングルームの様子


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リビングルームと、隣のダイニングをつなげる工事が始まりました。これで元気な男の子二人が走り回れるようになります。奥の廊下側の壁も撤去して間取りを少し変えます。


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解体前の浴室。

『風呂を広くしたい!』というご主人さまの希望により、1坪サイズに広げてユニットバスを設置する工事を行います。

リフォーム工事では解体してみないと分からない事が出てきます。

例えば写真の赤丸部分・・・解体するまでは、浴室はこのままでも大丈夫だと感じますが、実際にタイルを剥がすと下の写真のように下地が腐食しています。


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水がたまりやすい構造になってしまっていたか、タイル目地等から水が侵入していたものと考えられます。出窓の両側、それと下部にも水が回っているため出窓部分はすべて撤去して新しい部材と入れ替えます。


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それから、古いお宅の浴室リフォーム時に必ずといっていいほど痛みが激しいのは、浴室と洗面脱衣場との間にある土台です。腐食が激しいお宅では、土台そのものがほとんど空っぽになってしまっていることもあるくらいです。こちらのお宅も、部材は取り除いて新しいものへ入れ替えます。


リフォーム工事は設計者にとって貴重な勉強の場でもあります。
こうした細かい観察の積み重ねで、危険を回避する納まりのディテール、より長持ちさせるための小さな工夫を身につけることが出来るからです。
いくら格好良くても、20年でぼろぼろになるような建物では全く意味がありません。(でもそういう家は近年増加傾向にあるような気がしてなりませんが。)

こうして現場で発生したことは、大事なことですからお客様にもありのままを報告して、その処置方法を現場と一緒に考え、その結果を説明します。時にはとても言いにくいこともありますが、実態を知ってもらうことが大切。こうした仕事は『設計』とは別の、『監理』という仕事になります。
設計と監理をきちんと行うこと、これが設計事務所では大切なことです。
by sora-peso | 2008-06-09 11:54 | ●南増尾の家 リフォーム | Trackback | Comments(0)

自己紹介...丹羽 修(ニワオサム):『双子の家』の住人。NLデザインという設計事務所を営んでいます。このBlogは家づくりの様子、日々の仕事や生活の記録です。


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