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防音テスト

音楽室のある家(3)

先月のこと、工事の途中段階で防音のテストを行いました。
完全に出来上がってしまってからでは修正ができなくなるためです。

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建て主さんに持ち込んでいただいたのは、電子ドラムエレキギター

音量をぐっと上げると壁や床がビリビリと振動し始めます。
とくに「ドーン」という低音は、ちょっと防音した程度の壁では
突き抜けてきますので、これをとめるのはなかなか大変なことです。

窓も弱点。ペアガラスだけでは全く音はとまらないことが良く分かります。
色々と貴重なテストになりました。

7年ほど前に、スタジオ(ドラム練習室)を設計させていただいた時の経験から
今回のテストはほぼ想定していた範囲でした。
前回は半地下部分に作った鉄筋コンクリートの部屋、今回は2階部分の木造の部屋、性格が大きく異なります。


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プロジェクターの映写テストも行いました。
ご家族で映画を観たり、演奏時に楽譜を映写する用途を想定しています。

壁面にはスクリーンを吊す予定でしたが、壁一面を白くペイントすることに軌道修正。


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浴室のヒノキの板張りが終わりました。
とても良い香りがします。


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外部は左官仕上げの前準備が行われています。
軒裏は杉板で仕上げられています。





年内の竣工に向けて、現場は仕上げ工事に入っています。

12月20日あたりにオープンハウスを開催予定ですので
詳細が決まり次第、こちらで告知させていただきます!




by sora-peso | 2015-11-27 06:22 | ●音楽室のある家 | Trackback | Comments(0)

高さの違う、それぞれの空間

K邸 スタジオのある家(7)

相模原市のKさん宅は、ほぼ全ての工事が終わりました。
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ここは2階のリビングです。板間に障子を入れました。
初期の計画では畳でしたが、途中で板張りに変更になりました。そのため窓の寸法や、部屋の天井高さなど、畳でなくても落ち着くように検討を重ねました。


d0031378_1711472.jpgd0031378_1713458.jpg障子は両側に全て引き込むことが出来ます。

キッチンの床は20センチ下がっています。この段差が意外と重要で、ワンルームの中にあるキッチン+ワークスペースと、床に座る空間の領域を分けることが出来ました。これは建て主さんからの提案で、私も大変勉強になりました! 使い勝手もとても良いとのことです。
(中央に掘り炬燵があります)

立った状態で作業をする場所。椅子に腰掛ける場所。床に座ったり、寝ころんだりする場所。それらが一つのつながった空間に在るのですから、日本の家の設計はとても難しいです。目線の高さが異なり、感じる広さや天井の高さが異なり、適する床の素材も異なります・・・

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3階の寝室はグリーンの壁紙が貼られ、2階とは少しイメージが変わります。
右は4帖ある大きなクローゼットです。


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ここは1階。こちらの家の大きなポイントである『スタジオ』のある場所です。左の小部屋はスタジオより少し高い場所にあり、防音窓越しにスタジオ内を覗くことが出来るようになっています。

右の写真は防音工事前のテスト。ドラムとベースを演奏して実験です。さすがにコンクリートむき出しの状態では凄まじい音で耳が痛くなります。2階3階へも、外部にも、思いっきり音が漏れます!!特に低音がすごい!! 想定内の事とはいえ、この状態を前にすると『絶対大丈夫です』と言い切る自信よりも不安の方が大きくなります・・・音はきちんと止まってくれるのだろうか・・・いろいろ話し合いながら設計を進めたスタジオです。皆で頑張るしかありません。

そしてそして防音工事が進み、音のテストを行う日がやってきました。
工事関係者一同、皆で祈るような気持ちでテストに望みました。



音は止まりました。予測していた以上の良い結果が出たのです!

(工事の様子はまた次回に・・・)
by sora-peso | 2008-09-28 18:13 | ●K邸 スタジオのある家 | Trackback | Comments(2)

内装工事進行中

K邸 スタジオのある家(4)


d0031378_1452317.jpg鉄筋コンクリートでつくられた1階部分。

ここがスタジオの内部です。

入口ドアと、隣の部屋から覗くことが出来る窓が付きます。



d0031378_14521656.jpg玄関からスタジオ入口方向を見たところです。

ここには防音ドアを2重に設置する予定です。



d0031378_14522965.jpg2階のリビングは障子と堀ごたつがある板間になります。



d0031378_14524364.jpg外壁の工事も進行中。



こちらの現場の大工の親方は、近年に建築士の資格を取得。
どの現場でも年輩の職人さんたちは「最近もの忘れがひどくてねぇ」と
いう笑い話ばかりしていますから、大変な努力をされたのだと思います。
車には建築の法令集を積んでいて、何か図面で不明なことがあると
どの条文に書かれているのかと質問が飛んできます。とても知的な大工さんです。
by sora-peso | 2008-05-13 10:04 | ●K邸 スタジオのある家 | Trackback | Comments(2)

自己紹介...丹羽 修(ニワオサム):『双子の家』の住人。NLデザインという設計事務所を営んでいます。このBlogは家づくりの様子、日々の仕事や生活の記録です。


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